- 出産祝いはいつごろ贈ればいいの?
- 出産祝いを贈るのが遅れてしまった!どうしよう…
出産祝いを贈る時期は、生後7日目〜1ヶ月頃とされています。
ここから外れた時期に贈ると、相手から「マナーがなっていない。非常識な人だ。」と思われてしまいます。
また、内祝いの準備をする際に、相手に手間をかけてしまうかもしれません。
今後の関係性にヒビが入る結果にもなりかねないので、出産祝いは正しい時期に贈りましょう。
また、万一、遅れてしまった場合は、リカバリーできるよう対処することが必要です。
この記事では、出産祝いを贈る時期と、出産祝いを贈るのが遅れてしまった場合の対処法を解説します。
出産祝いを贈る時期
生後7日目〜1ヶ月頃までが一般的
一般的に、出産祝いを贈る時期は、『生後7日目から、生後1ヶ月頃まで』とされています。
生後7日目には『お七夜』、生後1ヶ月頃には『お宮参り』という、赤ちゃんのお祝い事が行われることが多く、お七夜からお宮参りまでに出産祝いを贈ると言われることもあります。
お七夜とは…
赤ちゃんの健やかな成長を願うお祝いで、命名式などが行われることも。生後7日目に行う。
お宮参りとは…
無事の出産を感謝し、赤ちゃんの健やかな成長を願うお祝い。生後1か月頃に行われることが多い。
ただし、地域によっては、お宮参りを生後100日頃に行うケースもあります。
その場合も、出産祝いは生後1か月頃までに贈るようにするので、生後7日目〜1か月頃と日にちで覚えておくほうが確実です。
遅れると相手に内祝いの手間をかけることに
出産祝いをもらった相手は、内祝いという返礼の贈り物をします。
生後7日目〜1か月頃に出産祝いをもらったら、その後、生後1ヶ月を過ぎる頃に内祝いの手配をすることになるわけです。
ここで、あなたが一人だけ生後1か月を過ぎてから出産祝いを贈ってしまったとします。
相手はすでに内祝いの手配が終わった後なので、もう一度、あなたのためだけに内祝いの手配をしなければならず、二度手間になってしまいます。
産後の忙しい時期に、相手に負担をかけるのは失礼になります。
時期はしっかり守って贈るようにしましょう。
遅れてしまう不安がある場合には、スケジュールアプリを活用するのがおすすめです。
出産予定日と出産後7日目にアラームが鳴るように設定しておけば、贈り忘れ防止になります。
産前や入院中には贈らない
産前や入院中に出産祝いを贈るのはタブーだと思って下さい。
妊娠中や出産時には何があるかわかりません。
残念ながら、無事に出産できない可能性もゼロではないので、産前に出産を祝う贈り物をするのはやめましょう。
また、出産が終わっても、赤ちゃんやママの体調が優れず入院が長引くケースも考えられます。
「入院中に出産祝いを贈られても置いておくスペースがない。」「入院中の疲れた姿で人に会いたくない」というママも多いので、母子ともに健康に退院できてから贈るようにしましょう。
兄弟や親子といった親しい間柄でも、産前や入院中に贈るのは避けたほうが無難です。
相手から「産後すぐに使うものが欲しいから産前に贈って」とリクエストされない限りは避けましょう。
生後2〜3週間の大安か友引の日がベスト
出産祝いを贈る時期は生後7日目〜1ヶ月頃ですが、その期間の中でも特に好ましいのは『生後2〜3週間の大安か友引の日』です。
生後2~3週間ならほとんどの母子が退院している
母子の健康に何らかのトラブルがあった場合、生後7日目はまだ入院していることがあります。
生後2週間を過ぎれば、多くの母子が退院しているので、自宅に出産祝いを送った場合に、受け取ってもらえる可能性が高くなります。
大安か友引ならお祝い事に最適
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つを『六曜』と呼び、日にちの吉凶を占う指標として利用されています。
カレンダーにも書かれているので、目にしたことがある方は多いはずです。
出産祝いは、この六曜の中の『大安』の日に渡すのがベストです。
大安は、あらゆることが吉の日とされているため、お祝いごとに最適な日です。
また、大安が難しい場合には『友引』もおすすめです。
友引にお祝いをすると幸せを分け合えると言われるからです。
六曜は絶対に守らなければいけないものではありませんが、可能であれば意識してみると良いでしょう。
出産祝いを贈るタイミングが遅れた場合の対処法
出産祝いが遅れてしまった場合の対処法は、出産からどのくらい日にちが経っているかで異なります。
出産から数ヶ月経ってしまった場合
まずはお詫びの連絡をする
出産祝いを贈り忘れていることに気づいた時点で、すぐにお詫びの電話をしましょう。
遅れてしまった事情を説明して、心をこめて謝罪し、これから改めてお祝いの品を贈りたい旨も伝えます。
その時に、内祝いは不要であると一言添えるとスマートです。
お詫びの手紙を添えて出産祝いを贈る
迅速に出産祝いを用意して贈ります。
この時、品物と一緒にお詫びの手紙も添えるようにしましょう。
一般的なメッセージに「遅くなってしまったこと、本当に申し訳なく思っています。」など、謝罪の言葉を簡潔に入れれば大丈夫です。
出産から半年以上経ってしまった場合
誕生祝いを贈る
出産から半年以上経ってしまった場合は、出産祝いを贈るのはあきらめましょう。
無理をして贈ると「こんなに遅くに?」と、かえって相手を不快にさせてしまうかもしれません。
ただし、何もお祝いしないのは失礼なので、赤ちゃんが1歳になる少し前に『誕生日祝い』を贈ります。
「出産祝いを贈れず申し訳ありませんでした。」と一言お詫びするのも忘れないで下さいね。
まとめ
出産祝いの時期を守ることは、マナーとしてはもちろん、相手の内祝いの負担を減らすという意味でも、大切です。
しっかりとスケジュール管理して、赤ちゃんの誕生を祝ってあげたいですね。
出産祝いには、贈る時期意外にも相場や渡し方など様々なマナーがあります。
マナーについて詳しく知りたい方は、以下を↓参考にしてみて下さい。
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